ヒアリングマラソン感想(体験記?) by RICO
過去にRICO自らが受講したアルク、スペース(space)アルクのヒアリングマラソンの感想記(体験記)ですので、 現在の教材とは多少内容に相違があるかもしれません。
そのあたりをお含み置き頂けますようお願い致します。
「1000時間ヒアリングマラソン」
↑
こちらの教材です。
■■■Q&A形式にしました■■■
受講のいきさつは?
スペース(space)アルクの通信講座は英語学習者の間ではあまりにも有名です。(知らない・・って人はモグリかも)
元々RICOは英語学習にあまりお金をかけない主義なのですが、海外駐在している同僚が実はこのヒアリングマラソン(当時は1000時間ヒアリングマラソン)を受講していたということを知って以来(社内報インタビューでオススメしていた)、なぜかそのことが頭から離れず、結局私も受講に至りました。
"英語学習にお金をかけない"という、今までのポリシーを曲げてしまったのは輝いてみえる同僚に対して 抱く憧れ、羨望、はたまた嫉妬の気持ちが強かったのでしょう。
加えて、ライバル心もあったのかも知れません。(今考えるとおこがましいですが)
・・・と、とにかく、1年間スペース(space)アルクの通信講座ヒアリングマラソンにどっぷりハマって見ることに しました。
受講期間
2001年 2月から1年間
受講価格
2001/01当時は1年間で50,190円
(2015/1現在53,784円なので、あまり変化がないですね)

こんな感じの教材です。(もちろんこれは1年分ではありません)
この講座のコンセプトは何だと思うか?
当時ヒアリングマラソンには"1000時間"という枕詞が付いていていました。
マラソンとはよく言ったもので、1日3時間コンスタントにコツコツ聞き続ける感覚はマラソンそのものです。
ズバリ、「1年間で1000時間英語を聞くことによって、英語耳を作ろう!というのがこの教材のコンセプトだと思いました。
本来ならば、英語を聞き流すだけではなくて、「多聴」「精聴」バランスよく聴くことが大切ですが、私の場合記事によって、「多聴」になってしまうもの、「精聴」になってしまうものと偏りが出てしまいました。
「Actors Studio」という映画俳優にインタビューするコーナーが毎度あったのですが、好きな俳優のインタビューはそれこそ一字一句逃さないようにかなり細かいところまで追求してました。
しかし、1つの大きなテーマに沿ってのスピーチや、興味のないテーマなどは大体聞いてハイ、終わりということが多かったです。
・多聴とは・・・
多少分らないところがあったとしても、大量に英語を聴くことによって、大意を理解する聴き方。
・精聴とは・・・
英文の細部まで正確に聴くことを目標とする聴き方。
短いフレーズを何度も何度も聞き取れるまで集中して聴いたりします。
教材「English Journal」は本屋でも買えるが・・・
アルクのヒアリングマラソンは大きく、「マンスリーテキスト」と「English Journal」の2つで構成されてます。
マンスリーテキストは様々な形態・トピックスを扱っているものの、やはり教材教材してます。
マンスリーテスト(HEMHET)の提出を1ヶ月に1回求められるので、自分のリスニング力の確認にも役立ちますし、リスニングを体系的に学ぶのには適していると思いましたが、私個人としては1ヶ月これだけだと物足りないような気がします。
「English Journal」は確かに本屋で買えますが、半ば強制的に促されないとなかなか続かない私としては同封送付されることでコツコツ続けてこられたのだと思います。
どのくらいのレベルの人が受講すると一番よいと思うか?
英検で言えば2級どまりで、準1級を目指しているくらいの方でしようか?
英語学習者にとって、“とりあえず2級”というのは、取得したい級ですね。
だいたい高校生〜大学生が目指して受験します。
ところが、準1級になりますと、スピーチの試験が加わりますので、やはりそれまでの受験英語だけではムリがあるのだと思います。
話す力ををつけるには、まずナチュラルスピードの英語を聴く、英語に慣れる、つまり英語耳を作りつつ同時にそれを口にしてみることが大事だと思います。いわゆる聞こえてくるものの模倣です。
これは周りからみるとかなりアヤしいですけど、滑らかに英語を話せるようになるには、避けて通れない訓練だと確信しております。
それを実施するのに、レベル的、使われている語彙、スピード的にこの教材はちょうどこの当たりのレベルの人に一番適していると感じました。(聞き取れるところと聞き取れないところが半々くらい?)
ちなみに、私はこの教材にガッツリ取り組んで英検準1級を受験したところ合格しました。
(合格を保証するものではありませんが、この教材を推したい理由の一つではあります)
では、初級者には無理なのか?
コースガイドには走破マニュアル「初級・中級・上級レベル学習法」が詳しく記載されてます。
ココで言う初級者とはTOEIC300点前後、英検3級程度となってますので、全く無理とは言い切れません。
レベルによって活用法を適格なものにすれば十分使える教材ということなのでしょうか?
う〜ん、ちょっと分りません。私的には(3級では厳しいのではないか…)と思いますが。
今は
ヒアリングマラソン・ベーシック kikuzo! <キクゾー!>や
ヒアリングマラソン 中級コースも出てるようなので、無理をせず、そちらから受講されたら良いと思います!
もしくは、
初級から中級まで3ラウンド・コンプリートプランという、初級・中級を一挙に受講するコースもありますので、それを受けられてから、本家「ヒアリングマラソン」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
無理をして途中で投げ出すよりは、実力に合わせたレベルから初めて、力がついているのを実感しながらコツコツ進めるのが王道だと思います。
1000時間聴けたのか?
本来ならば月に1回いまどの当たりか(総リスニング時間は何時間?)と言うことを
提出するのですが、私はこの1000時間にあまりこだわりを持ってなかったので一度も提出しませんでした。
だから1000時間の時間の換算方法についても実はいままで知りませんでした。
今確認すると、この1000時間というのは、英語を聞いた時間ならば送られてくるテキストで勉強した時間にこだわることなく、加算してよいということです。例えば、
・英語の歌を聴いた
・字幕をみながら映画を見た
・ネイティブの人と英語で話をした
などです。しかし、どれも流すだけでなくある程度内容を理解しようと意識して聞いた場合に限られます。
また、聴いたものをスクリプトで確認作業する時間も換算してよいとのことです。
3時間というと、長いように思いますが私の場合通勤に1時間半かかりますので、その間送られてきたCDを聴いていました。
それプラス映画を見たりしてましたので、もしかしたら1000時間越えていたのかも知れません。
私と同じように『通勤時間をリスニング時間に当てる』という方は多いと思いますが、私がこのとき気をつけていたのは、聴いていて「何て言ってるのかな???」「●●って初めての単語じゃないけど、なんて意味だったっけ??」と少しでも疑問に思うことがあったら、後で必ずスクリプトをチェックしたということです。
自分で分らななかったところを確認し、自分のものにして初めてその日の「収穫(学習成果)」があったというものです。
なにも確認しなかったら、せっかくリスニングに費やした時間も、現在の自分の力を知るのに使ったに過ぎませんから。
個人的にはこの1000時間にがんじがらめにこだわる必要はないと思います。
でも、なるべく0(ゼロ)の日を作るのはやめましょう。
一度全く聴かなくなると、ズルズル聴かなくなる道にはまりこんでゆく可能性があります。
10分でもいいから聴くようにすれば、少なくとも英語を聴く習慣は身につきますから。(これは心の底から実感してます。そして英語を身につける上で、一番大切なこととも。)
好きなコーナーは?
テキストの最後に「ランナーズ交差点」という受講者の声を載せるコーナーがあったのですが、ここを読むとなんだか俄然やる気が出たものです。
やはり通信講座なので孤独になったり、ダレたりするときもありました。
しかし、ここに目をやると頑張って走ってる仲間が見えますからね、良い意味でライバル心が頭をもたげるわけですよ。それを次のひと踏ん張りにつなげてゆきました。
あ、そうそう忘れてならないのが、この質問カードです。
ひたすら走っていると、必ず疑問が出てくるものです。そんな時この質問カードを利用しました。
こういうツールを十分に使いコミニケーションをとったので、単独で走っているという感覚は無かったです。
終えた率直な感想は?
スペース(space)アルクのヒアリングマラソンは私の英語学習において1年間マラソン『伴走者』の役目をはたしてくれました。
リスニング力を伸ばしたい!でも何から手をつけてよいか分らない、巷に教材は沢山あるし・・・と迷ってる方にこそ、このスペース(space)アルクのヒアリングマラソンをオススメしたいと思います。
独自テキストである「マンスリーテキスト」について、これだけでは物足りないといいましたが、CDの内容にに対応した英文スクリプト、対訳、学習のポイントや語句の解説がそれはそれは丁寧に記載されてます。だから、これらを完璧に自分のものにできたらすごいことだと思います。
アルクの教材全般に言えることですが、英語分野における先鋭たちの「ノウハウ」に裏打ちされた本当に質の良い教材だと思います。
しかも、ヒアリングマラソンはそのなかでも長年愛されている"老舗教材"。
お薦め英語リスニング教材はこれをおいて他に無いのかもしれません。
当時英語教材には疎かった(英語教材は高いと敬遠していた)私が知っていたくらいですから。
5万強という価格ははっきりいって"高い!"とは言い難い教材だと思います。
ただ、この教材はリスニング力強化を目標としているため、テキストに細かい文法解説はありませんでした。
最後に最終コーナーを回った付近の私のスコアを掲載しておきます(笑
残念ながら、満点じゃないのは悔しいですが・・・。
「1000時間ヒアリングマラソン」
↑
現在のヒアリングマラソンをチェック!
アルクのリスニング教材のレベルはこんな具合になってます。
参考にドゾー

⇒
ヒアリングマラソンのレベル別一覧
過去にRICO自らが受講したアルク、スペース(space)アルクのヒアリングマラソンの感想記(体験記)ですので、 現在の教材とは多少内容に相違があるかもしれません。
そのあたりをお含み置き頂けますようお願い致します。
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こちらの教材です。
■■■Q&A形式にしました■■■


元々RICOは英語学習にあまりお金をかけない主義なのですが、海外駐在している同僚が実はこのヒアリングマラソン(当時は1000時間ヒアリングマラソン)を受講していたということを知って以来(社内報インタビューでオススメしていた)、なぜかそのことが頭から離れず、結局私も受講に至りました。
"英語学習にお金をかけない"という、今までのポリシーを曲げてしまったのは輝いてみえる同僚に対して 抱く憧れ、羨望、はたまた嫉妬の気持ちが強かったのでしょう。
加えて、ライバル心もあったのかも知れません。(今考えるとおこがましいですが)
・・・と、とにかく、1年間スペース(space)アルクの通信講座ヒアリングマラソンにどっぷりハマって見ることに しました。




(2015/1現在53,784円なので、あまり変化がないですね)
こんな感じの教材です。(もちろんこれは1年分ではありません)


マラソンとはよく言ったもので、1日3時間コンスタントにコツコツ聞き続ける感覚はマラソンそのものです。
ズバリ、「1年間で1000時間英語を聞くことによって、英語耳を作ろう!というのがこの教材のコンセプトだと思いました。
本来ならば、英語を聞き流すだけではなくて、「多聴」「精聴」バランスよく聴くことが大切ですが、私の場合記事によって、「多聴」になってしまうもの、「精聴」になってしまうものと偏りが出てしまいました。
「Actors Studio」という映画俳優にインタビューするコーナーが毎度あったのですが、好きな俳優のインタビューはそれこそ一字一句逃さないようにかなり細かいところまで追求してました。
しかし、1つの大きなテーマに沿ってのスピーチや、興味のないテーマなどは大体聞いてハイ、終わりということが多かったです。
・多聴とは・・・
多少分らないところがあったとしても、大量に英語を聴くことによって、大意を理解する聴き方。
・精聴とは・・・
英文の細部まで正確に聴くことを目標とする聴き方。
短いフレーズを何度も何度も聞き取れるまで集中して聴いたりします。


マンスリーテキストは様々な形態・トピックスを扱っているものの、やはり教材教材してます。
マンスリーテスト(HEMHET)の提出を1ヶ月に1回求められるので、自分のリスニング力の確認にも役立ちますし、リスニングを体系的に学ぶのには適していると思いましたが、私個人としては1ヶ月これだけだと物足りないような気がします。
「English Journal」は確かに本屋で買えますが、半ば強制的に促されないとなかなか続かない私としては同封送付されることでコツコツ続けてこられたのだと思います。


英語学習者にとって、“とりあえず2級”というのは、取得したい級ですね。
だいたい高校生〜大学生が目指して受験します。
ところが、準1級になりますと、スピーチの試験が加わりますので、やはりそれまでの受験英語だけではムリがあるのだと思います。
話す力ををつけるには、まずナチュラルスピードの英語を聴く、英語に慣れる、つまり英語耳を作りつつ同時にそれを口にしてみることが大事だと思います。いわゆる聞こえてくるものの模倣です。
これは周りからみるとかなりアヤしいですけど、滑らかに英語を話せるようになるには、避けて通れない訓練だと確信しております。
それを実施するのに、レベル的、使われている語彙、スピード的にこの教材はちょうどこの当たりのレベルの人に一番適していると感じました。(聞き取れるところと聞き取れないところが半々くらい?)
ちなみに、私はこの教材にガッツリ取り組んで英検準1級を受験したところ合格しました。
(合格を保証するものではありませんが、この教材を推したい理由の一つではあります)


ココで言う初級者とはTOEIC300点前後、英検3級程度となってますので、全く無理とは言い切れません。
レベルによって活用法を適格なものにすれば十分使える教材ということなのでしょうか?
う〜ん、ちょっと分りません。私的には(3級では厳しいのではないか…)と思いますが。
今は
もしくは、
無理をして途中で投げ出すよりは、実力に合わせたレベルから初めて、力がついているのを実感しながらコツコツ進めるのが王道だと思います。


だから1000時間の時間の換算方法についても実はいままで知りませんでした。
今確認すると、この1000時間というのは、英語を聞いた時間ならば送られてくるテキストで勉強した時間にこだわることなく、加算してよいということです。例えば、
・英語の歌を聴いた
・字幕をみながら映画を見た
・ネイティブの人と英語で話をした
などです。しかし、どれも流すだけでなくある程度内容を理解しようと意識して聞いた場合に限られます。
また、聴いたものをスクリプトで確認作業する時間も換算してよいとのことです。
3時間というと、長いように思いますが私の場合通勤に1時間半かかりますので、その間送られてきたCDを聴いていました。
それプラス映画を見たりしてましたので、もしかしたら1000時間越えていたのかも知れません。
私と同じように『通勤時間をリスニング時間に当てる』という方は多いと思いますが、私がこのとき気をつけていたのは、聴いていて「何て言ってるのかな???」「●●って初めての単語じゃないけど、なんて意味だったっけ??」と少しでも疑問に思うことがあったら、後で必ずスクリプトをチェックしたということです。
自分で分らななかったところを確認し、自分のものにして初めてその日の「収穫(学習成果)」があったというものです。
なにも確認しなかったら、せっかくリスニングに費やした時間も、現在の自分の力を知るのに使ったに過ぎませんから。
個人的にはこの1000時間にがんじがらめにこだわる必要はないと思います。
でも、なるべく0(ゼロ)の日を作るのはやめましょう。
一度全く聴かなくなると、ズルズル聴かなくなる道にはまりこんでゆく可能性があります。
10分でもいいから聴くようにすれば、少なくとも英語を聴く習慣は身につきますから。(これは心の底から実感してます。そして英語を身につける上で、一番大切なこととも。)


やはり通信講座なので孤独になったり、ダレたりするときもありました。
しかし、ここに目をやると頑張って走ってる仲間が見えますからね、良い意味でライバル心が頭をもたげるわけですよ。それを次のひと踏ん張りにつなげてゆきました。
あ、そうそう忘れてならないのが、この質問カードです。
ひたすら走っていると、必ず疑問が出てくるものです。そんな時この質問カードを利用しました。
こういうツールを十分に使いコミニケーションをとったので、単独で走っているという感覚は無かったです。


リスニング力を伸ばしたい!でも何から手をつけてよいか分らない、巷に教材は沢山あるし・・・と迷ってる方にこそ、このスペース(space)アルクのヒアリングマラソンをオススメしたいと思います。
独自テキストである「マンスリーテキスト」について、これだけでは物足りないといいましたが、CDの内容にに対応した英文スクリプト、対訳、学習のポイントや語句の解説がそれはそれは丁寧に記載されてます。だから、これらを完璧に自分のものにできたらすごいことだと思います。
アルクの教材全般に言えることですが、英語分野における先鋭たちの「ノウハウ」に裏打ちされた本当に質の良い教材だと思います。
しかも、ヒアリングマラソンはそのなかでも長年愛されている"老舗教材"。
お薦め英語リスニング教材はこれをおいて他に無いのかもしれません。
当時英語教材には疎かった(英語教材は高いと敬遠していた)私が知っていたくらいですから。
5万強という価格ははっきりいって"高い!"とは言い難い教材だと思います。
ただ、この教材はリスニング力強化を目標としているため、テキストに細かい文法解説はありませんでした。
最後に最終コーナーを回った付近の私のスコアを掲載しておきます(笑
残念ながら、満点じゃないのは悔しいですが・・・。
↑
現在のヒアリングマラソンをチェック!
アルクのリスニング教材のレベルはこんな具合になってます。
参考にドゾー

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